・「あ、この人時系列あんまり考えてないんだな」っていうのがよく判る。
・ヒュウガさん+ミカゲ君と、ハクレンさんの最初の出会い編その1。
・これはちゃんと最後まで書くお!
そんな感じで続きは「ミカゲは可愛い!」からどうぞ
夏のとある日曜日。本日保育園はお休みです。
ほんとうならヒュウガさんのお仕事もお休みなので、今日は二人でお買い物をする筈だったのですが、急な仕事でお留守番になってしまいました。
お留守番だから、家にいなきゃ!と午前中はテレビを見たり、おもちゃで遊んでいたミカゲですが、用意されていたお昼ご飯を食べてから、一人がいるのがだんだんつまらなくなってきました。それに、暑いです。
扇風機の前でぼんやりしていたミカゲは、ふとバルコニーに目をやり、あることを思いつきます。
「・・・みずあそび・・」
幸いに非常に広さのあるバルコニーな上、水洗い場もあったので、あとはホースと水をためるものがあれば遊べます。
ひとりは寂しいけれど、水遊びをしたらすこしは楽しいかもしれない、そう考えたミカゲは早速お風呂場から桶をもってバルコニーにでました。
日差しを遮るものがないバルコニーは本当に暑いです。でも水遊びをしたらきっと涼しくなる!と、ミカゲは早速蛇口にホースを差し込みます。
「おい。」
ふいに、声が聞こえてきました。なんだろうときょろきょろとあたりを見回すと、隣のバルコニーから長髪の綺麗な人が顔を覗かせていました。
金色の髪が、さらさらと風になびいています。
「ぼーや、一人で何をしている。」
「・・・おねえちゃん、だあれ?」
「質問に答えろ。それと俺は男だ。」
よく間違われるがな。といってその子はミカゲに笑い掛けました。たぶん女と間違われる理由に思い至ってちょっと嬉しかったのでしょう。
ミカゲは少し首を傾けるとその少年の近くまでいってにっこり笑いました。変なおじさん以外にはにっこり笑って邪気がないことを示せ。これお母さんからの教えです。
「おれ、お留守番してるの!あついから水遊びするの!」
「留守番・・に、水遊び?ほかの家族はどうしたんだ?」
「にいちゃんは今日はきゅうなお仕事なの。」
にこにこしながら答えますが、少年はへんな顔をしたまま首を傾げるばかりです。いったい何が変なのかわかないのでどうしたのと首を傾けると、少年は答えます。
「この家には男が一人ですんでいたはずだが。・・君は最近きたのかい?」
「うん、そう。とうさんとかあさんがさいこんして、にいちゃんと家族になったの。」
「・・・そのお父さんとお母さんはどうした。」
「今しんこんりょうこうちゅう。」
「・・・お前みたいな小さな子供をほって置いてか。」
「ほおっておかれてないよ。にいちゃんいるもん。」
笑顔のままミカゲが答えると少年の眉がさらに変な方向へといきます。
なんでそんな事になっていくのかわからないミカゲはさらに首を曲げますが、その様がおかしいのが少年はふっと笑うと身を乗り出して訪ねます。
「ぼうや、名前は?」
「ミカゲ!」
「いい名前だ。俺はハクレン。なんだったらお兄さんが帰ってくるまで一緒に遊んでやろうか。」
・・・続く?
