ヒュウガさんと子ミカゲ君が兄弟あるいは親子なら。の擬似パラレル。
小話だったり会話文だけだったりと、勢いで書いていきますので会話文が苦手な方などがいたらすみません。
一応、話の最初で注意書きは書きます。
現代パラレルでは義理の兄弟で、
原作パラレルでは擬似親子。
現代パラレルは「はじめまして。」を読んでいただけると判りやすいです。
・ミカゲ誕生日話
色んな人が出てきますが説明は割愛。
あえていうならオウカ様とクルル(擬人化)はべつの保育園に通っています。
続きから本文です。
~テイト君の場合~
テイト君は考えた。
大好きなあの子の誕生日に、何を上げたらよいかしら。
「ミカゲがよろこびそうなもの・・・・。」
一人でもんもんと考えていましたが、何がいいのかわかりません。
なので、これだ!!と思ったものでよいか、弟のミカエル君と一緒にお父さんに聞いてみることにしました。
「父さん!ミカゲの誕生日にゆびわを渡してぷろぽーずしようと思ってるんだけど、ミカゲは喜ぶかなあ。」
「う~ん・・・それはやめておいたほうがいいかもしれないね。」
常識人のお父さんは苦笑いを浮かべて、それから大切な息子に何をあげたらいいかアドバイスしてあげました。
「ミカゲ君はお菓子が大好きだから、お父さんと一緒に手作りのクッキーを作って渡そうか。」
「「うん!そうする!」」
そうして、お父さんが作ってテイト君とミカエル君が型抜きとデコレーションをしたクッキーをプレゼントすることになりました。
~シュリ君の場合~
シュリ君は、大好きなミカゲ君のために既にプレゼントを決めていました。
「まあ、ぼくがあげるものをミカゲが喜ばないはずがないんだけどな!」
なんという自信過剰っぷりでしょう。でもシュリ君は本当にそうだと疑っていません。
プレゼントも用意して、あとは渡すだけです。保育園も終わり、皆が帰ろうとする中、シュリ君はミカゲ君のいる部屋までプレゼントを持っていきました。
あともう少しでミカゲのいる部屋だと思った瞬間、
「わあぁあ!!おっきいいくまさん!」
という、歓声が聞こえました。
~保育園の先生たちの場合~
「はい、ミカゲ君。誕生日おめでとう。」
いつもニコニコ笑顔の素敵なラブラドール先生から、ミカゲ君はピンク色の袋でラッピングされた、とても大きなものを渡されました。
ミカゲ君がきょとんとしていると、先生は菖蒲色の瞳を楽しそうに細めて言いました。
「ぼくたち『ぜろなな保育園』の先生たちからミカゲ君へ、誕生日プレゼントだよ。開けてみて。」
「・・・!ありがとー!せんせえ!」
ミカゲ君は、それが自分のためのものだと判るととても嬉しそうに言いました。そして先生の言う通りに袋を開けて見ると、そこには…
「わあぁあ!!おっきいいくまさん!」
そう、そこにはミカゲ君よりも大きなくまの人形があったのです。ミカゲはくまさんがとても大好きだったので、先生たちが一生懸命作ってくれたのでした。
ミカゲ君は嬉しくて嬉しくて人形をぎゅっと抱きしめて放しません。
そんな彼をほほえましく見守っていたラブラドール先生は、ふと部屋の前で佇むシュリ君を見つけました。
「シュリ君?ミカゲ君に用があるの?」
「あー、シュリ君だー。」
ラブラドールが呼んだとほぼ同時に見つけたのか、ミカゲ君がくまさんを抱いたままシュリ君に走り寄って行きました。
一瞬驚いたように型を上げたシュリ君は、とまどうようにくまの人形を見上げたあと、ぷいと横を見てしまいます。
「な、なんでもない!」
そうして少し傷ついた顔をして、持っていた袋を渡さないまま走り去っていきました。ミカゲ君は何がなんだか判りません。
何かに気づいたラブラドール先生は、なんだか申し訳ないなあと思ってしまいました。
~オウカちゃまとクルルちゃんとハクレンの場合~
突然びしりと指を指され、ハクレンはどう怒ったらいいのか判りませんでした。
「ケーキを作るぞ。」
「と、いうことでケーキの準備です、ハクレン。」
「・・・幼児に火を扱わせる気はないが。」
堂々と呼び捨てにされたことに対しては完全にスルーして、溜息と一緒にハクレンは言いました。
すると二人はまたも堂々とこう言い放ったのです。
「何を言っている。わらわがするのは最後のしあげだ!」
「オウカちゃまに調理をさせて、このおきれいな手をよごさせる気ですか!」
この言葉に、ハクレンはさらに深く溜息をつきました。どちらにせよ5歳児に料理をさせる気はないので構わないけれど、ここまではっきりと作る意思のなさを見せられるのもどうなのか。
「まあ、いい。それなら一度俺の家で休んでから帰るか。」
「ケーキの材料を買ってからじゃ!」
「そうだ!私とオウカちゃまはケーキを作らねばならんのだ!」
「ミカゲの為にか?」
突然、二人の顔が赤くなりました。とてもとても判りやすいくらいにぽっぺが苺色です。
ハクレンは苦笑を浮かべると、促すように二人に手を差し伸べました。
「それなら丁度良かった。あの子の兄にケーキを頼まれていたからな。最後の仕上げだけ二人に頼む。」
~お兄ちゃんの場合~
さて、ミカゲ君を迎えに来たヒュウガは、少し吃驚する光景にめぐり合いました。
「・・・いっぱいだねえ。」
「うん、いっぱい!」
そこには、大小二つの熊の人形に挟まれて、たくさんの包みをもったミカゲ君が待っていました。
「たくさんあるね。皆ミカゲへのプレゼント?」
「うん!」
とても嬉しそうに言う弟を微笑ましく見守りながら、ヒュウガさんは保育園の先生からもらった袋にそれを入れていきます。
「くまさんはもってていい?」
「いいけど、おおきいくまさんをミカゲが持っちゃ汚れちゃうから、ちっさいくまさんにしてね。」
「あい!」
大きい熊はラッピングしなおしてヒュウガが持ち、二人は家路に着きます。
「家に帰ったら、おとなりさんのハクレン君に頼んだケーキでお祝いしようね。」
「ハクレンのケーキ、おいしい!」
ちなみにそのケーキは、絶賛オウカ様とクルルちゃんによりお子様向けな見た目となっているけれど、そんな事は二人は知る由もありません。
ヒュウガはハクレンのケーキを楽しみにして飛び跳ねるミカゲを微笑ましく見守っていましたが、突然足を止めると弟の名を呼びました。
「ミカゲ。」
「にゃ?」
「Herzlichen Glückwunsch zum Geburtstag. ・・・ Für mich, ich danke Ihnen dafür mit seinem Bruder.」
振り向いたミカゲは大きな目をぱちぱちと瞬かせるとくびを傾げてしまいました。
ヒュウガは、今言っても仕方なかったかなと苦笑いを浮かべてミカゲの小さな頭を撫でます。
「さ、帰ろうか。」
「おー!」
あのこのたんじょうび
I mean, what I'm ashamed!
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