時期が過ぎそうですがお花見ネタ。
とは言えないほどアレな感じですが、書いてしまったので上げてしまおうかと。
続きは、書きたいな、と思ってます。
例に洩れず本文は続きからです。
春です。
ひんやりと冷たい風とはさようならして、ふわふわとした空気とほんのり暖かいお日様の出番です。
子供たちは服でもこもこにならずすむので、たくさん遊べます。
「だからと言って、それが花見につながるとは思えないんですが。しかも保育園の先生方と酒も一緒とは、貴方は子供達を遊ばせたいのか、自分が楽しみたいのかどちらですか。」
「あえて言うなら両方かなあ。但し、俺たちはある程度控えなきゃいけないけども。」
「その心意気があるのなら大丈夫なんでしょう。保育園のみなさまも流石保育士だけあって理解はありますし。とにかくもオレは、オウカとクルルに悪い影響が出ないように祈るだけです。」
「にいちゃん、わるいえいきょうってなに?」
「さあ、なんだろうねえ。」
「誤魔化すな。」
のほほんと自身の膝の上に乗るミカゲ君と話すヒュウガさんに、ハクレンさんはすかさずツッコミを入れます。
ハクレンさんは子供にはきちんと説明してあげるのが愛だと思っているので、ヒュウガさんの答えが気に食わなかったようです。
そんなハクレンさんの肩を叩いたのは、いつもにこにこ笑顔の、保育園のアイドル、ラブラドール先生です。
「まあまあ、そんなに眉間に皺を寄せてばかりじゃせっかくのお花見が楽しめないよ。今日はみんないるんだからある程度は僕たちに任せて、ハクレン君もゆっくりしよう?」
「そうだぞハクレン、おぬしは私たちが外に出るといつもキリキリするからの。少しは任せてみよ。のうクルル。」
「ハクレンがキリキリするのは、オウカちゃまがむちゃな事ばかりされるからでしょう。」
ラブラドール先生に続けてハクレンさんに言ったのは、いつも夕方頃まで彼の家で預けられているオウカ様とクルルでした。
オウカ様は両手を腰に当てて、クルルはすかさずオウカ様の言葉に幼い顔を不機嫌にゆがめます。
「む、むちゃ等はしておらんぞ!それに私が外に出ているときのことはハクレンは知らぬだろう!」
両手をばたばたとさせて言うオウカ様を半眼でハクレンさんは見ます。きっと頭の中ではオウカ様が外に出ているときになにをしているのか問いただしたくてしかたがないのでしょう。でもハクレンさんは、まだ高校生ですが並の大人よりも大人でした。
「オウカのことは後で聞くとして、確かにラブラドール先生の言う通りかもしれませんね。」
先ほど悪い影響、と言ったが、大人が飲酒をする場面などこの二人ならある程度は見たこともあるだろう。ハクレンさんはそう思い口元を緩めます。
様子を伺うようにハクレンさんの顔をのぞき込んでいたヒュウガさんとミカゲ君は、それを見てぱっと顔を輝かせました。
「じゃあ、ハクレン君も一緒に飲む?」
「だいきんじょう!」
「何でミカゲが酒の名前を知ってるんだ・・・!」
そんな訳で、花見の始まりです。
